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2003年度(平成15年度) | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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Academic year: 2018

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温泉泥(フアンゴ)の皮膚作用。癒し効果に関する予防医学的研究

玉造公男*。佐藤壱*■ 中原恵*・斉藤雅樹不・宮崎博丈*ンこ・牧山年**。成松浩志′ 火。溝腰利男ヤ 牧野芳大妬く。藤原作平榊・青野裕土***・片桐一元*** ・波多野豊榊・l 5‖丁南隆榊。後藤瑞生榊

荒川晶子榊・大石止樹*≠*・イ1▲ 川 一志瞞・倉橋里絵F一榊・木本茂夫拙串。長沼毅榊*メ 材料科乍部・㌣衛住環境研究−ヒンター

榊 大分人学医学部・榊*口本文理大学丁二学部・紺榊広島大学大学院生物圏科学研究科

要旨

温泉泥を利用しようとする県内企業からの要請を請け,温泉泥を美希・医療等に利用す亮ための技術的課題につき,

昨年度までに温泉成分,粧イ・成分,朴弓削与三j 遠赤外線 徴ノ1二物などの凱仁一二から結線泥の特性,件状変化などがある程 度判明した・今年度は,大分大ノ学匠ノ下部が中心となり,標記の研究機関とともに,温泉泥(ファンゴ)の癒し効果に 科学的な根拠を持たせるため,新たに皮膚科学的な検査の導入やアンケート調香に上る結果の統計学的検証を子J ㌧った.

ご]センターは,木テーマ遂行に際しての技術的アドバイス,コーディネーションなどを小心に役割を担った.

1.経緯

平成10年度以降,J ETR()のミニLl 」寺二業〝)枠組などで別府 温泉とアバノ温泉との交流が始まり,平成13∼14年度に

は地域環境プロジェクト研究中業・異分野技術融合化事

業の 一課題として,別府地域の温泉泥資汎 泥中の液体 成分,粒度分布などの基礎的性状を明らかにするととも

に,温泉水申での泥の「熟成」による成分,粘弾性,微 生物の状態」エを赤外線放射などの経時変化につき調香を 行ってきた.

↑ 年度は,大分県央エリア帝学官連携促進事業可能什

試験の枠組みで,利川者への訴求効果を高めることを目 的に,別府C引見泉泥の皮膚に及ぼす影響,フアンゴエス

テによる癒し効果 温泉泥の衛生的取扱い,温泉泥養生 怖内の温度分イ!了などについて科学的検証を行/)た.また, i 駄巌泥中の有用微生物の分離を目的として,温泉泥「† げ〕

U型アミノ酸資化微生物(U叩アミノ酸を栄養漉として

生育する微生物)の探索も行った.

2.実施内容

1)温泉泥の皮膚に及ぼす影響(人分人学医学部)

皮膚測定値で温泉泥塗布の前後で明らかにイJ ▲意差が生 じたものは,皮膚粘押性と角質水分量であり,いずれも

塗布後に低植を示した.2種の温泉泥(ホワイトおよびオ リー∨−ブイエ「ノー)で同じ傾向を示した.水分蒸散量,皮

脂軋 紅斑乱 川についてはホワイトに関する限り,有

意差は隼じなかった.ニげ)データは温泉泥塗布直後は, 皮膚に「張り∫ を与えることを示しており,里妙味深い.

2)T=つ∼i Sに上るファンゴエステ♂)癒し効果の検討(′ ′ )

フアンゴエステ施行前と比べ施行1週間後にT伯は r 緊 張不安一 が1二う.2から9.7へ(ユ)く了0.001) 「抑うつ落 ち込み」が12.8から8.8へ(t 〕くく0.001),「怒り 散意」が

12.5から9.2へ(pく0.05) 「疲労」が13.5から10.0へ

(f )<0.001),「混乱」が10.0から7.Hへ(pく0.001) と有意の低下が見られた. 一方,「活気」は11.4から

13.0へ(pく0.05)と有意に上昇し,全休として所謂氷山 型のパターンを示し,精神的・肉体的により良好な状態 へと変化したことが認められた.この結兇は,ファンゴ

エステが:う0歳代の女性にとって癒し効果が高いことをホ

している.

:う)温泉泥の衛生管理(衛生環境研究センター)

4種類の温泉泥試料について,試料に添加された黄色ブ ドウ球菌は,30℃で温度管理された場合,全観察時間を 通して添ノ廿直後の菌数(1がC「い台)のま去維持されたが, (う5〇cで予見度管理された場合,1時間で感染件は検出されな

くなった (5けし//g未満).この結果は,温泉泥を使用直 前まで65Ucの温泉水中に(川寺間以卜)保持し,冷却した 後使用することで安仝に管理できることを示している.

4)温泉泥ヰーのり型アミノ酸微生物の検け(広島大乍)

「)型アスパラギン酸のみの液体培養(前培養)および 固体培儀(ゲルライト開化)により,1)型アスパラギン

酸賢化微生物の純粋培養を1株得た.わずか 1株とはいえ, 別府温泉泥で発見された微生物が高い割合でj り望アミノ

酸を有することが明らかになった.

3.まとめ

フアンゴエステに強い癒し効果があることが明らかと なった.一ノノ,温泉泥町皮膚作川に関すか隠討では1フ アンゴ準イけ後の被験者の感じる爽快感,快適さを裏付け る直接的な科学的根拠は得られなかったが,明らかな皮

膚への有害作川が認められなかったため,今後いくつか の皮膚疾患への応用が期待される.

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